古橋懐古館

古橋懐古館

稲武の歴史が詰まった古橋懐古館は、いなぶまゆっこクラブの活動拠点「まゆっこセンター」と同じ敷地内にあります。
※古橋懐古館の一般公開は2018年12月から無期限休館となっています。

古橋懐古館外観

古橋懐古館、実は知る人ぞ知る歴史文化遺産の宝庫。幕末から維新期にかけてのコレクションは特に充実していて、名だたる先哲の手による書画が所狭しと展示されています。

古橋懐古館

その名を挙げると…

渡辺崋山、高野長英、徳川斉昭、大塩平八郎、吉田松陰、高杉晋作、久坂玄瑞、勝海舟、岩倉具視、大久保一翁、島津斉彬、徳川慶喜、西郷隆盛に坂本龍馬…。

きら星のごとく激動の時代を駆け抜けた先駆者たち直筆の遺墨を間近に見られるのです!

古橋懐古館 岩倉具視 書

この一大コレクションは、古橋家六代目の古橋源六郎暉皃(てるのり)から七代目の義真(よしざね)、八代目の道紀(ちのり)の3代にわたって収集されました。

古橋懐古館 古橋家六代目の古橋暉皃宛書簡

古橋暉皃は国学に傾倒し、文久3年(1863)に江戸へ上京。平田銕胤の門に入ったのを機に、国学者・儒学者・勤王家・経世家などの書画を収集しました。

…幕末期から遡ること江戸時代中期。かの伊能忠敬が描いた地図「伊能図」も見逃せません(保護のため、展示品は複製品)。

古橋懐古館所蔵 伊能忠敬の描いた地図「伊能図」

これは、海岸線に直接針を落として出来た点を結ぶ方法で作られた精密な地図です。

また懐古館では、偉人の書画の他にも、古橋家で使用されてきた衣・食・住・生産・生業・交易に関する用具などが数多く展示されており、こちらも古橋家の素封家ぶりをうかがい示す貴重な資料です。

古橋懐古館 甕

…古橋懐古館の魅力は、歴史資産にとどまりません。

実はこの懐古館、かつては酒蔵や病院として使われていた建物なのです。

古橋懐古館 廊下

その名残が館内の随所に認められ、構造的にも大変興味深い造りとなっています。

古橋懐古館 内部

用水が引きこまれた池では、悠々と泳ぐ鯉の姿にホッと一息。

古橋懐古館 池の側

ホールや通路を歩いていると、タイムトリップしたような不思議な気分を味わえます。

古橋懐古館 内部

※古橋懐古館の一般公開は2018年12月から無期限休館となっています。

 

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