メンバー紹介
いなぶまゆっこ(まゆっこクラブ)では、主に8人のメンバーが活動しています。
私は、昭和18年頃から養蚕指導に携わってきました。今上天皇の大嘗祭の折、旧稲武町の献糸会を代表して皇居に赴き、繒服(にぎたえ)を献上したのは今でも良い思い出です。伝統を誇る稲武の養蚕業が断絶することなく次世代に受け継がれていく、それだけを切に願っています。
今上天皇の大嘗祭に調進する繒服の原料である繭から生糸を紡ぐ工程を担わせていただいたのは、とても名誉あることでした。今でもあの時の緊張感と感激を忘れることはありません。
主人(金田平重氏)と一緒となってから、ずっと繭と向き合ってきました。養蚕は一生を捧げるに値する仕事だと思っています。
今一番力を入れているのが、〈ぜんまい〉や〈わらび〉等山菜で、絹糸を染めることです。色の出し方を日夜研究し、気に入った色が出て、それを織ってできあがりを見るのが一番の楽しみです。
自分で畑で育てた〈しその葉〉を使って糸を染めようと計画中です。どんな色に染まるのかが今から楽しみです。
自宅の周りに生えている草木を利用して、糸を染めています。自分でも色を楽しみつつ、織りあがったマフラーやショールをお客様が巻いてくださる姿を思い浮かべながら、心をこめて製作しています。
染材として使う草木を探しながら散歩するのが毎日の日課です。自分の周りにある植物を使ってきれいに発色すると、とても幸せな気分になります。
染めの色を考える作業が好きです。私の作ったマフラー・ショールを気に入ってくれる方がいらしたら幸いです。
モノ作りが好きです。うちで一人で黙々とやるのも悪くないですが、みんなで集まっておしゃべりしながら作業をするともっと楽しく感じられます。繭で作った吊るし雛は特に力を入れて作っている作品で、お陰さまで好評です。
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